第3章 出会い
リヴァイ side
ガキの手を引っ張り路地に移動した。
さっきまでいた場所は憲兵共がうじゃうじゃいる。このガキが見つかっちゃ困る。
「あの、、、、、、。」
ガキが喋る。
「私そろそろ帰らないと、、、、、、、」
恐る恐る俺の目を見てそう伝える。
相当焦っていて、顔は赤く火照っていて体は小刻みに震えている。
寒いのか?
急にこんなところに連れてこられて恐怖心で震えることもあると思うが地下街は事実寒い。
この路地なんかは特にだ。
「話は後で聞く」
そう口にしてフードを被せた。
「え、、、、、、、、、、、、。」
ガキが驚く
数十秒間沈黙が続く、、、、、、、、、、、。
「あ、、、、ありがとう、、、ござい、、ます。」
ガキの顔がより赤くなる。
数分後
足音が聞こえてきた。
ここを通る人は少ない
通るとしたら、、、、、、
憲兵
「誰か来てますね、、、、、。」
ガキも気づいたらしい
「声出すなよ」
俺はあいつの体を抱きしめ、顔が見えないようにした。
憲兵がこちらを見るも、なんとも言えぬ顔で立ち去った。