第8章 潜入の前に※
「仰せのままに...」
緋色の双眼を光らせニヤリと笑う弔くん。
『んっ.....』
着ていた私のキャミソールを胸の上までずらし、プツっと下着のホックを外され胸が冷気に触れひんやりする。
「隠すなよ」
穴が開くほど弔くんに見られてる気がして衝動的に手で隠すが両手を頭上で弔くんの手に纏められてしまい、身動きが取れなくなってしまう。
「フッ...まだ触ってもないのに、こんなにここビンビンさせてんの」
『んあぁっ!....やぁ...だ...ッ』
片手の指で胸の先端をクニクニ摘まれその刺激に身体がビクッと反応する。もう片方は弔くんの口に含まれ舌で弄られて更に快感が湧き上がってくる。
『ひゃッッ!』
「下も.....可愛がってやらないとなァ」
弔くんの指がショーツの間から入り込み割れ目を上下にクチュっと音を立ててなぞる。
『はぁ...っぁん』
「やらしーなァ?ちゃん...こんなにグショグショにさせてなぁ.....?」
『やあっ.....ん...音やだぁ.....ッッ』
弔くんがニヤリと笑うとズブブっと私の湿ったそこにすんなりと弔くんの指を受け入れた。
『ひゃあぁっん!!』
じゅぶじゅぶ、といやが上にも聞こえてくるいやらしい水音に脳までも支配されそう...
『ぇ......?』
指を抜かれ、快感の波が消えてしまい下腹部が疼く。
『...っ弔くん?』
「俺に見られながらお前の個性で服脱ぐか、俺に脱がされるか選べ」
っ!!
うう...。どっちか選べだなんて.....まじまじ自分の体内に吸収されていくところを見られるのも恥ずかしいしな。どっちにしろ、弔くんに見られるのは変わりない。
『......し....てくだ...さい』
「聞こえねぇよ」
鼻先が触れそうなくらいグイッと近づき覗き込む弔くん
『っん...脱がしてっ.....下さいっ....』
「フッ..よく出来ました...」
恥ずかしさと同じくらい、はやく、はやく、快感の渦に飲み込まれたい。そう思うくらいにはもう弔くんから与えられる刺激の虜になっていた。
纏っていた衣類を全て剥がれて、一糸纏わぬ姿になる。
再び胸の先端と中を同時に攻められ体の奥がビリビリする...気持ちいい。
いつのまにか、解放されていた手で弔くんの髪の毛に指を埋めて快感に耐える。