第5章 看病※
弔くんが指を動かすだけでグチュ...グチュと耳を塞ぎたくなるような水音がお風呂場に響く。
『やっ......音やだぁ......』
「やらしー音...」
『あぁっ...弔っ...くん...なんか、へん...なのッ、きもちい...いの...』
「あぁ。素直な女は可愛いぜ?」
『んあっ......やぁ...』
肩、鎖骨、耳たぶにちゅっ、ちゅっ、と口づけを落としてから口にキスされる。舌を絡め取られ、歯列をなぞられる。
このキス...ダメ...気持ちいい。
下腹部と口内から同時に与えられる快楽に立っていられなくなった私は弔くんの腰に手を回す。
「煽ってんのか.....?じゃあ───」
弔くんがニヤリと笑う。
『なっ......ちがっ...』
私が声を出した時にはもう遅くて
「もう1本、頑張ろうな......っ」
『ひゃあぁぁっっ!!』
弔くんが言った瞬間入ってくる2本目の指。
『あぁっ......!やぁぁっ...!』
じゅぶじゅぶと音を立てながら激しく指を動かされ同時に胸の先端を舌で弄られて身体の奥から今まで感じたことのない感覚に襲われる。
『やっ......いっしょ...だめぇっ...!!おかしく......なっちゃ...うっ!』
「あぁ......イけ。」
『あぁぁっっ............!!!!』
そのまま胸の先端を思いきりジュッと吸われその瞬間頭が真っ白になりビクンと小刻みに身体が震えた。力が抜けてしまった私は弔くんにもたれ掛かるようにして身を預けた。
カランカランっ
「......は?」
『えっ......』