第22章 林間合宿 3日目※
「ハハ、ちゃんここで、その格好はやべーって。おじさんも男よ?」
『いや、でも今は1分1秒も無駄にしたくないというか....あ、でもごめんね、いきなりこんな姿見せて...だからその、洋服を...』
「いくら大事な任務でも、こんな可愛いちゃんの姿見ちまったら悪ィけど俺も止まんねーんだわ」
悪ぃな、ちゃん。任務の途中だけど、そーんな格好されちまったら男なら誰だって止まんねぇっつーの。
そう言い仮面を外し、シルクハットと目出し帽も取りポケットの中からビー玉を取り出すと、一気に表情が明るくなるちゃん。
ちーっとだけ、俺と遊ぼうな?
取り出したビー玉を自分の口の中に入れると怪訝な顔をするちゃん
『は....ちょっと、な、にしてるのミスター...』
「なにって?コレが欲しいんだろ?だったら俺から奪ってみなよ」
『なっ.....!!』
舌の上にビー玉を見せてそう言うと面食らったような表情で俺をみるちゃん、その様子じゃこのビー玉の中に洋服があると完全に思い込んでるようだ。
『もう....ミスター!こんなことしてる場合じゃ...ッ』
俺の舌の上のビー玉を取ろうと伸びてきたちゃんの細い腕を掴んだ。
「おーっと。手は使っちゃダーメ。その可愛いお口で。」
ね?と顔を覗き込むと耳まで真っ赤なちゃんの顔があった。