第18章 期末試験※
力が抜けてその場にへたり込む。
汗や欲でベタベタになった私の身体をタオルで丁寧に拭いてくれる弔くん。
『ぁ....』
時計を見ればあと30分でホームルームが始まる時間になっていた。
「誘ってきたのはお前だろ....」
私の心を読んだかのようにニヤニヤしながら言ってくる弔くん。立てるか?と言い腕を出され、その腕に掴まり立ち上がった。
『電車使うよりも、建物の上を飛び回った方が早いかも』
今日がテストの結果の返却と終業式だけでよかった......。
体力面で今日は色々と無理だ.....。
「制服でヤるのもありだな......強請る、可愛かったぜ...」
『っっ...!もう...!!』
弔くんがニヤリと笑い触れるだけのキスをした。
「おら、遅刻すんぞ。行ってこい」
『うう......行ってきます......』
弔くんに上手く丸め込まれながらも、アジトを急いで出た。