第3章 終わりで始まり
黒霧side
私は黒霧。と死柄木弔を守る者。
幼少の頃から世話役として2人を見てきた。
もともと顔が整っていたは今ではその頃の面影を残しつつも、ますます綺麗な女性に成長していた。
おてんばなところは昔と変わらないが......
死柄木弔といえば、に拒否感を示しながらもなんだかんだで彼女を気にかけているようだ。
そして最近思うことがある。
長年一緒にいるせいだろうか、この2人は言葉遣いや考え方が似てきつつある。面白いくらいに。
『やろう...弔くん...』
「あぁ。楽しいゲームの......始まりだ......!!」
この2人が呼応するだけでその場の空気がジリジリとするような感覚が自分を襲った。
そこにはもう幼かった2人の面影は無かった。
私は黒霧。と死柄木弔を守る者。