第4章 ゴールデンウィーク
美希SIDE
ピリリ ピリリ ピバキ!
はい。
やってしまいました。
目覚まし時計壊しちゃったぁー!
ま、これで10回目だし慣れてるけ
どね。←
「ねぇちゃんー?起きてる?」
大希の声を聞いた途端、昨日の事
を思い出した。
「///うん。」
良かった。ドア越しだから真っ赤
になった顔見られないから。
「ご飯だから降りて来てだって。」
「ん。分かった。」
そう言うと、大希の気配が遠退い
ていった。
昨日寝る前に大希に何時も通り接
せるか不安だったけど、顔は置い
といてドア越しだったら普通にい
けるな。
色々と良かったぁー。