第4章 ゴールデンウィーク
美希SIDE
えっっ?!なんで?
なんで知ってんの?
なんでなんでなんでなんでなんでな
んでなんでなんでなんでなんでなん
でなんでなんでなんでなんでなんで
なんでなんでなんでなんでなんでな
この言葉だけが頭の中を埋めつくす
が、
とりあえず、平静を装う。
「いきなりどうしたの?こんな鈍臭
い私が闇蝶なわけ無いじゃん!」
うん。
上手いぞ。私!!
「じゃ、これは何?」
「なっ!!」
大希は、後ろから私の闇蝶の目印で
あるピアスをポケットから出した。
私のカバンの奥にあるから誰も触ら
ないハズなのに。
「返してくれる?」
と、殺気50%を含ませて言った。
ビクッと大希の肩が揺れる。
「やっぱりそうだったんだね。」
「…お前には関係ない。」
完全に認めたな。
私…