第4章 ゴールデンウィーク
海斗SIDE
俺は今、特にやる事は思いつかずベ
ッドでゴロゴロしてる。
暇つぶししている間も智也との会話
が頭の中で繰り返されていた。
ーーーーーーー7日前ーーーーーー
「例の綾峰ちゃん。幼稚園が花園だ
って。」
「やっぱりそいつも違っっはぁぁ?」
「その、海斗が探している美希ちゃ
ん。綾峰ちゃんかもね。」
「いや、だってあんなに性格悪くな
かったし。」
「その、例のイジメで性格が変わる
可能性高いんじゃない?」
「…。」
「まだ、時間あるからゆっくり考え
よ?」
「ぁあ。ありがとな。」
「親友の義務だよ。」
「お前がいつから俺の親友になった
かは知らねぇけどな。」
「…。」