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囚われ欺く者

第3章 キャンプ


美希SIDE

ってか、ボール転がし競争なんて大
玉があるわけないし、出来ないじゃ
ん。

「説明をしまーす!」

「「「イェーイ」」」

もう、イェーイはいいよ…
単語覚えたての子供じゃ無いんだか
らさ…

「お玉の中にピンポン玉を入れて、
あそこからここまで走ります。まあ
リレーのようなものですね!!班ご
とにやります。各班、並んで下さい
!」

元から並より低かったテンションが
より低くなった。
あいつがいるからだ。え、えーと…

あ、思い出した!!サウミだった気
がする!
ってか、なんでサウミが私の目の前
にいんの?!

そして、なんで茜と零乃ちゃんがい
ないの?

「昨日は、ちゃんとメールしてくれ
てありがとな。」

「サウミがメールしてって言ったん
だから、当たり前でしょ。」

「お、おい待てって。2つ言いたい
事がある。」

「何?」

「1つ目。サウミじゃなくて佐山で
す。告ってもいるし、班も同じだか
ら良い加減覚えろ。」

「後、1つは?」

「お前、意外と優しいんだな。」

「んな!?そ、そんな事無い!」

自分でも分かる位同様してしまった。

佐山の肩が小刻みに震えてる。

「じゃ。」

私は、その場をそそくさと行k…
なかった。
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