第3章 キャンプ
美希SIDE
今まで、何故か男に告られる回数が
多かったが、
出会ってこんな短期間で告られたの
初めてだ。
こいつ、軽っ!
まぁいいや。名前も知らないし、男
なんて嫌いだし。
「ごめんなさい。恋愛についてあま
り考えてなくて。」
(上目遣い)
「(か、可愛すぎる!)なんで?俺
結構女子からもモテるよ?」
いや、そういう問題じゃねーんだ
よ。この、くそナルシスト男!
「とにかく、無理です。ごめんなさ
い。じゃあ。」
「待って!」
帰ろうとした私の腕を男に掴まれて
思わずビクッと肩がこわばる。
なんとか、平常に振る舞う。
「何ですか?帰りたいんですけど。」
「この、2日見てて思ったんだけど
、なんで綾峰は女子にはあんな良い
笑顔見せるのに、俺ら男子には真顔
で冷たい?」