第2章 ナオトと言う常連客
『チャイナドレス…良いよね、
凄く良く、貴女に似合ってる』
「他にも…チャイナドレスの
色があったんですけど…、青が良いなって」
普通に…ナオトさんと話をしながら
2杯目…3杯目と…お酒を飲んでしまっていて。
明るかった店の中の照明が…、
いつの間にやら暗くなってる事に
朱莉は気が付いた。
『お店の明かりが…暗くなったら…、
今、一緒に話をしてる人と…
スキンシップを楽しむ時間だよ』
他のテーブルに座ってるお客さん達も、
身体を寄せ合ってイチャイチャし始めていて。
『見てみて、あそこのテーブル。
この…バーのスペースでは…
あれぐらいまではOKね』
あれぐらい…までの行為は
…ここでしても良いと。
そう言う意味…で言ってくれたのだけど…。
そのナオトさんが見てと
言ったテーブルの男女は。
男性の…ペニスを…
女性が…咥えている最中で。
見てと言われたけど、
見ていいものなのか…。
見てしまっては…ダメなのではと
朱莉が混乱していると。
クスクスクスと…ナオトさんが、
口元を押さえて笑ってる最中で。
『もしかして…、
見るのも…初めてだったりする?』
「そう言う…えっちなビデオとか…でしか、
してるのを見た事……無いです」