第1章 出会いと来るはずのない別れ
6つ子帰宅。
「ノアちゃん、ほんと可愛かったよなぁ!」
「彼女こそが俺がハニーと呼ぶにふさわしい女だ…!」
「髪揺れるたんびにいいにおいした!」
「俺達にはもったいなさすぎ」
「しかもおっぱいでかかった!」
「ははは…僕達すっかり骨抜きにされちゃった」
案の定、家に帰ってきたら俺も含めた男どもは口々にノアちゃんの可愛さを口にした。
俺らのトト子ちゃんと張り合えるくらいには可愛いし、おまけにスタイルも良さげだった。そしてあの人柄の良さだ。
なんというか…モテないわけないよな。
童貞の俺らに勝ち目なんてないのだろうか。
でも、なんとかしてお近付きになりたい!!
そしてあわよくば…
付き合いたい!!!
ヤりたい!!!
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そんな欲望を秘めつつ、6人は眠りにつくのだった。
1人の女をめぐった、無職童貞たちのプライドなき争奪戦が今はじまる。
END