第10章 【安室 透】聖夜の誓い
「安室さ・・・んッ!」
2人で後部座席に乗り込み、安室さんに抱きしめられる。
驚くことに彼の身体が震えていて。
私よりもドックン、ドックンと心臓が大きく鳴っていた。
「あ、むろ・・・さん・・・」
「・・・・・・会いたかった・・・さん・・・」
「・・・はい・・・私もです・・・・・・ん」
ちゅっ・・・と安室さんの唇が重なる。
啄むキスを繰り返し、彼のことしか考えられなくなった。
「んっ・・・は、ん・・・」
「さん・・・・・・可愛い・・・」
「あっ・・・ん!安室、さん・・・」
舌を絡めながらブラウスのボタンを外される。
熱くて柔らかい舌が気持ちいい・・・。
車内に響く厭らしい音に気持ちが昂って。
彼の首に腕を回し、自分からも彼の口内を味わった。
「はあ・・・ッ・・・こんな可愛い格好して・・・どこへ行くつもりだったんですか?」
「んぁ・・・これ、は・・・デートの為に・・・やんッ」
安室さんとのクリスマスデートの為に購入したブラウスとスカート。
会う予定はなくなったが、どうしても着たかった。
そのブラウスを脱がされ下着姿になり、肌に冷たい空気が触れる。
「・・・この下着も初めて見ました。誰に見せる気だったんですか?誰に触ってもらう気だったんですか?」
「そんなの・・・ふ、あぁんッ!」
乳首をキュッと摘まれ、身体がゾクゾクッと痺れる。
「やっ・・・はぁッ・・・いや、んっ!」
「随分と感度が良いですね・・・噛まれるの好きだったんですか?」
「あぁッ・・・!安室さ・・・んぁ・・・」
柔く噛まれ、唇で挟まれ、舌先で転がされ・・・
乳首を刺激されるたびに下半身が疼いてしまう。
それに気が付いたのか、パンツの隙間から秘部に指を挿れられて。
「あッ・・・いやぁぁッ・・・!!」
クイッと指を曲げられたと同時に軽く達してしまった。
乳首を舐めていた安室さんが満足そうにニヤリと私を見ている。
意地悪な安室さんに攻められると身体がビクビクと悦んで、もっと彼を欲してしまう自分がいた。