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【名探偵コナン】ゼロの花嫁【短編】

第9章 【降谷 零】私のヒーロー



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それから座学や実技をこなし
いつものように慌ただしい1日を過ごした。

降谷くんに恋人はいないことを知れたので
辛い授業も頑張れた。






そして、消灯前の自由時間────

美波とコンビニに来ている。



「降谷くんも来てもらうから、も
 絶対来なよ?協力するからさ!」

「んー・・・合コンかぁ・・・
 飲み会とか得意じゃないんだよね」

「降谷くんフリーなんだからチャンスだよ!
 お酒飲めば緊張和らぐかもしれないし!」

「そうねぇ・・・」



美波も萩原くんと仲良くなろうと
今度の合コンに意気込んでいるようだ。









「騒ぐんじゃねぇ」

「「!!」」

「ひゅ〜♪綺麗なお姉さんじゃん。
 金が来るまで相手してもらおうかな?」

「ちょっ・・・離して!」

「!!」
 


最悪なことにライフルやバットを持った
男たちが侵入してきて、私と美波は
別々に捕まってしまった。






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連れ込まれた個室には店員・・・
この男も仲間のようだ。

ニヤニヤと気持ち悪い顔で私を見ている。


両手は後ろで縛られ、口にはガムテープ。
ここをどうやって切り抜けようか・・・。



「マジで綺麗だな〜!スタイルもいいし・・・
 俺のタイプだわー」

「オレだってタイプだけどよ・・・
 しょうがねぇ、1番は譲ってやるよ!」

「っしゃ!!さんきゅー!んじゃ早速・・・
 大人しくしててねーお姉さん・・・」



首元でスンスンと匂いを嗅がれながら
胸を強く掴まれる。

興奮しているようで鼻息が荒い。

Tシャツの裾から手が入ってきたと思ったら
胸上まで捲られ肌が空気に触れて冷んやりした。



「うおーでけぇ・・・!
 超いい匂いだし、堪んねぇな・・・」

「おい、早くしてくれよ。
 そろそろ車が来ちまうよ!」

「うっせぇな。ゆっくり味わわせてくれ。
 はあ・・・顔も身体も綺麗なのに下着が地味だな」



・・・悪かったわね。

警察学校でセクシーな下着なんか
つけてられないんだから仕方ないじゃない。


嫌悪感や恐怖を抱きつつも、勝手に脱がせて
勝手に文句を言う犯人に腹が立ち、心の中で
ツッコミを入れた。
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