• テキストサイズ

【名探偵コナン】ゼロの花嫁【短編】

第7章 【降谷 零】初体験



----*----*----*----*


「零くんおめでとー!!!
 現役合格!すごいね!!」


「へへ。ありがとうございます!
 さんも現役合格じゃないですか!」



合格発表の後すぐにさんに連絡して
予定通り家に来てもらった。

何度も拍手をして
高いテンションで祝ってくれている。

年上だが無邪気にはしゃいで
可愛い笑顔を見せてくれるさんが好きだ。



「本当に今までよく頑張りました、おめでとう!
 お祝いのケーキ買ってきたよ〜!」


「マジで!ありがとうございます!
 あ、さん・・・ケーキ食べる前に・・・
 少しいいですか?」


「ん?どうしたの?」



隣同士に座っている状態から向かい合わせになり
正座をして背筋を伸ばす。


そんな僕を見て、さんも
同じように姿勢を正してくれた。


深く深呼吸をして彼女の綺麗な瞳を見つめる。



「・・・さん、僕・・・・・・
さんのことが好きです!
 付き合ってください!!」


「零・・・くん・・・」





言った。ついに言った。

この日のために勉強をしつつ
告白のシミュレーションも何度も繰り返した。

思い切り目を閉じてしまったから
さんの表情がわからない。

どんな顔をしているのだろう。

喜んでいるのか・・・困っているのか・・・。

沈黙の時間がかなり長く感じる。

これは・・・さんからの返事を待つべきか。

僕から聞いてもいいのか・・・。



痺れを切らしてゆっくり瞼を開くと
目の前の彼女は顔を赤くして瞳を潤ませていた。

可愛い・・・・・・抱きしめたい・・・・・・。

この表情は・・・期待してもいいのだろうか。


/ 100ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp