第1章 【降谷 零】合コン
零に横抱きにされてベッドにそっと下ろされる。
お姫様抱っこ・・・初めてされた・・・。
余計なことを考える暇もなく、再び零の熱い唇と舌が私に触れる。
零はどこでこんなキスを覚えたのだろうか。
この濃厚で気持ち良すぎる口付けに嫉妬してしまう。
暗い部屋の中で月明かりに照らされ、零の顔がよく見える。
余裕のなさそうな表情を見るたびに心臓がドクンと煩い。
「ひっ・・・いやぁっ・・・!!」
「耳・・・好き?ここは?」
「はぁ、んんっ!あっ・・・」
耳を舐められたと思ったら低い声で囁かれて全身がゾクゾク震える。
零の舌が、耳から首筋を通り鎖骨まで舐めていき、そこを何度も往復され震えが止まらない。
ニヤリと口角を上げた零は手を私の胸に置いた。
「っ・・・!!」
「・・・・・・いつの間にでかくなったんだ?」
「ば・・・ばかっ!!」
そりゃあ、小学生の時からそれなりに成長してるに決まってるでしょ。
服の上から、やわやわと触れる手付きが厭らしい。
もどかしさを感じていると裾から手を入れられ、首元まで一気に捲り上げられた。
「やっ!零・・・っ!!恥ずかし・・・」
「はぁ・・・・・・反則だろ・・・」
「見ちゃやだ・・・・・・あっんんっ・・・!」
凝視しながらプツっとホックを外しブラを取ると、大きな手のひらで包み込むように揉んでいる。
程よい強さで揉まれ気持ち良くなり、もっと触ってほしくなってしまう。
胸の先端は既にぷっくりと膨らんでいるのに、なかなか触れてもらえない。
触って・・・。
その一言が言えなくて、気がつくと零の熱い唇で口を塞がれていた。
「ふ・・・んっ・・・んあ・・・ッ」
「ん・・・気持ち良さそうだな・・・」
「はぁ・・・あ、あっ・・・あぁんっ!」
キスに酔いしれていると、突然胸に衝撃が走った。
零の指でコリコリと先端を捏ねられている。
痺れる・・・気持ち良くておかしくなってしまいそう。
「やっ・・・やぁ・・・!はぁ、んっ!!」
「はっ・・・触られんの、いいのか?これは?」
「ん・・・あ!やあぁんっ・・・!!」
先端を指で摘みながら、もう片方は舌でペロっと舐められ甲高い声が部屋に響いた。