第8章 瓦解(がかい)※
「小っちぇ口だな…頑張っておっきくあーんして…そう…歯、立てるなよ」
「んむう…」
「あー…いいね、全然入りきんねえけどエロ…この絵面だけでヌケるわ…。
そんな可愛い顔してオレの口いっぱいに頬張っちゃって、えっちだな?おいし?」
「へんらあいすう(変な味する)。」
「だーいじょうぶ。オマエえっちだから、すぐ好きになるよ…先っぽぺろぺろして」
「ん…」
「あー…上手。口に入らないとこはいっぱい唾液つけて、手で扱いて」
ちゅぽっと音を立ててオレを口から一旦引き抜いた繭が、舌先からオレの根元にかけて唾液を垂らす。
そのいやらしい光景も相まって、繭の唾液が自身をゆっくり伝っていく感触にすらぞくぞくと背筋が震える。
セックスなんて腐るほどして来たけど、ここまで興奮するのは初めてかもしれない…。
繭の唾液で滑りが良くなった自身を擦り上げられると、ぬちゃぬちゃと粘着質ないやらしい音がする。
「はぁ…気持ちいいよ繭…。
もっと強く握って…オマエの手柔らかいから…もっと力入れて」
「もっと?とーじさん…」
「じょうず…ちゃんとできてイイコだな」
オレの顔を見上げて奉仕する繭。
数十分前までキスすらしたことがなかったとは思えない。
慣れないことに恥ずかしがる様子もそそられるが、気持ちいいことに積極的な繭にもまた興奮する。
こういったことの経験は乏しい繭だが、元々の性格が素直で人を喜ばせるのが好きなタイプだからか、オレの教えたことをすぐに吸収してしまう。
まっさらな繭を自分の好きなように仕込んでいると思うと、背徳感で更に興奮が増す。
「繭、先っぽ咥えながら手動かして。ほらあーん…」
「ん…」
可愛らしい唇に自身のものを押し付けるとすんなり受け入れる繭。
入りきらない部分をねちねちと扱きながら、小さな舌で先端を舐められると視覚的な要素も相まってだんだんと高みへと誘われていく。
小さな頭を両手で軽く抑えると、不思議そうな顔をした繭がオレを見上げる。
あー…その顔にぶっかけてやりたい。
つい本能のままぶつけてしまいそうな欲望をぐっと抑え込み、形のいい頭を優しく撫でる。