第2章 直哉との3年間※

だけどななに触れ、キスするほど喰らい付きたくなる衝動。




直哉は自分の部屋で布団に入り、先ほどななに触れた感触を思い出す。




ななの全ての感情が下半身に集中したみたいに、心臓と同じ様に自分のモノが脈打っているのが分かる。

直哉はズボンの中のソレをそっと握った。




「…っ…あ……はぁ………。」




覚えたての自慰行為に集中すると、どんどん快楽に呑まれて息が荒くなり自ら与える刺激で体が震える。




（…なな………なな……。）




こんな事ななで感じてはいけないと思うのに。

直哉の下半身の疼きを抑えるのは、妄想の中のななだった。




ななにキスして、その体に触れてこの疼きを押し付けたい。




ななを想像すればするほど、直哉のモノは固くなり、先から体液を漏らして自分の手を濡らしていく。