【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第17章 夏の終わり※
無理矢理入れられた悟のモノを受け入れるには、身体は慣れていなかった。
今日、直哉はななを抱いた訳じゃない。
「っひっ……。」
中々入らないななの中に捩じ込まれて、ななは悲鳴の様な声を漏らした。
久しぶりに直哉の甘い声を聞いて、その胸に身体を預けた。
触れられた手は、昔の様に優しくななを撫でて。
しばらく忘れていた直哉の温もりを思い出した。
よりにもよってこんな日に。
理解出来ない悟の怒りをぶつけられた。
「っ力抜けって、入らないだろ…。」
そう言ってななの足を持ち上げた。
そうすれば、少しは奥に押し入れる事が出来た。
望み通りななの中に入ってきたら、構わず腰を動かした。
その度に強く握られるななの拳をジッと見ながら、悟は律動を繰り返した。
ななの肩を掴んで、枕から顔を剥がした。
振り向かせたななの顔は、痛みで歪み、溢れる涙は止まる事が無かった。