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【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第2章 直哉との3年間※


人形は喋ったり出来ない。

それでも寝る前の1人の時間や、寂しさを感じるこんな時。

人形はななの癒しになった。




「相変わらずおもろい術式やな。」




急に直哉の声がして、ビックリして振り返った。

まだ母屋には彼女達が居るだろう。




それなのにここに居る直哉を、目を細めて見上げた。




ゆっくりと自分の隣に座る直哉を、ななは少し顔を赤らめて見ていた。




「…コレ少し預かってもええ?」

直哉はななの形をした人形を感触を確かめる様に抱き締めながら聞いた。

「駄目!…何するの?」




今絶対直哉は人形の胸を揉んでいた。

ななは慌てて直哉から人形を剥がす。

直哉はそんなななを見て面白そうに笑うと、ななの頬に軽くキスをした。




直哉にそんな風に扱われると、少し胸がくすぐったい。

ななは顔をさっきより赤らめて目を伏せた。



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