【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第16章 直哉と悟※
初めて直哉以外の男の人のモノを触った。
(これじゃあ直哉くんと一緒だ。)
その衝撃が頭を冷静にさせた。
「っ!無理!」
悟を振り払ってベットから逃げようとした体を後ろから掴まれた。
そしてそのまま、またベットに引きずり込まれる。
「……ここまで来て逃げないでよ…。なな、俺たちはもう同罪だろ?」
人の業とは欲深く、恋人が居る人に手を出す事をタブーとするこの世の中で。
それでも、相手が受け入れてくれたなら、その罪は2人が受けるべきだ。
「…こんな……直哉くんと同じ事したくない……。」
「今更だよなな。何度も何度も俺とキスしたじゃん。」
ななが動かない様に押さえつけながらななにキスをした。
今更ななが暴れる事に、悟は気持ちを昂らせた。
やっとだ。
やっとななが俺に対して気持ちがあると認めた。