【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第1章 禪院直哉の婚約者※
ああ、本当に面倒くさい。
これがなな以外の女なら、しばいてしまいそうだ。
勿論ななには絶対そんな事はしないけど。
どんどん着物を裸させて、見えてくる白い肌に愛おしそうに唇を付ける。
たまにピクって震えるななの肩がまた愛らしい。
胸元まではだけて、やっとななの乳首が見えそうだ。
直哉がそこに手を入れようとすると、やっぱりななの手が出てくる。
「……………。」
直哉のこめかみがピクッとなる。
チラッとななを見ると、震えながら涙目で子犬の様に縋っている。
そんな顔でななに見られると、直哉は手を止める。
「………直哉くんっ、こう言うのはまだ早いよっ」
……早いって誰決めたんや。
ぎゅっと目を閉じてビクビクしながら言うななに、直哉はため息を吐いた。
申し訳無いが、こう言う事がしたいので婚約を無理矢理したのだ。