【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第11章 五条悟④※
「はっ…あ……ぁっ…。」
ななのお腹に、自分の精子が溜まっていくのを見ながら、直哉は目を細める。
ヌルッと先端から出ている精液をななに擦り付ける。
自分の精子で汚れるななの体に、こんなにも気分が良くなった。
「…なな…、来週は本家に戻っておいで。」
「……来週?」
ニコッと笑って直哉はななにキスをする。
「ななの誕生日やで……。」
愛おしそうに髪を撫でる直哉に、ななは胸がぎゅっと痛んだ。
嬉しい直哉からの言葉を、素直に受け入れられない。
もうこんな気持ち嫌だった。
幸せなのか、辛いのか。
毎日変わる感情に、ななは疲弊した。
「なな。」
この声を聞くのは、ひどく久しぶりの様な気がした。
悟の声に振り返るななの顔を見て、悟はハッと笑った。