• テキストサイズ

【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第11章 五条悟④※




昨夜、直哉は久しぶりに名残惜しそうに帰って行った。

朝起きて、1人で寝ているベットから体を起こして、ななは目を細めた。




動かしている体が自分のモノじゃないような気がした。




直哉と触れ合っていた時は、あんなに満たされていたのに。

1人になった今、虚しさが波のように襲ってきた。




理由は分かっていた。

何も解決していないからだ。




ななは今でも禪院家に居る女の子達を思い浮かべると、ギュッとシーツを握った。
























「おはよー……あれ?もしかして…。」

朝一番に悟が寮に来て、顔を洗っているななに近付いてきた。

ズイッと顔を覗き込まれて、ななは思わず後退りした。




「直哉くんと一線超えた?」

ニヤッと確かめるように悟が笑って聞いてきた。




そのまま不快な質問に、ななの眉間に皺が寄った。



/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp