第10章 禪院直哉②※

ここから先は初めてだった。

直哉は閉じている太ももを掴むと、グッと足を開かせた。




「うっ直哉くんっ。」

恥ずかしさで、上擦ったななの声が聞こえた。

ななの手が伸びてきて、直哉の腕を縋る様に掴む。




「なな…よう見して…。」

ななの手を払うと、直哉はななの秘部に手を伸ばした。

「うぅ…っ。」




確かめる様に、触れてくる直哉の指に、グッと目を瞑った。

割れ目を広げて、赤く腫れている濡れている部分を確認する。

入れるべき場所だろうそこに、直哉は指を一本入れた。




直哉の指を包み込む様に、飲み込んでいくソコに、直哉の目が細くなった。

「…めっちゃエロいで、ななのここ。」

ずっと見たかったソコに、恍惚の笑みが漏れる。




いつもなら絶対に許さないだろう行為に、ななは我慢して体を震わせている。

嫌がっているより、恥ずかしさだと言う事がその表情で分かった。