第10章 禪院直哉②※

「なな、俺も脱がして。」

他の女にさせない行為も、ななには全てしてもらいたい。




ななは戸惑いながらも、直哉に手を伸ばした。

いつもはして貰う行為を、今度は自らする。

恥ずかしさで手が震える。




明らかに自分で脱いだ方が早いのに。

ななの体を見ながら、ゆっくりと脱がせていく彼女を見るのも、気分が良かった。




袴を緩ませて、着物とワイシャツを脱がせる。

上半身裸にしただけで、目を逸らしそうだ。




「なな、早よしてや。」

置いてきぼりの袴に、直哉はななを急がせた。

目を伏せて、直哉の袴に手を伸ばす。




簡単にはだけた後に、下着の中でしっかりと昂りを見せている直哉のモノが分かる。

最後の1枚に手をかけて、自分と同じ様に直哉の全てを見る事になった。




いつもはななが怖がるからと見せない様にしていたソコが、ななの目の前でハッキリと主張していた。