【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第7章 五条悟③※
「別に…可愛い子が居たから自分の女にしようと思ってるだけだよ。」
「アホか!俺の婚約者や言うたやろ!」
「婚約者じゃないじゃん。」
直毘人には確認済みだ。
尚且つ、ななの意思さえ怪しくて、直哉が勝手に言っていると聞いている。
直毘人はななを気に入らなくて、悟に随分と肩入れをしてくれている。
「何?婚約者だって騙してるの?」
悟の直哉を煽る様な言い方に、口を挟んだのはななだった。
「直哉くんは騙してない、ちゃんと私に言ってくれてる。」
「…ならもっと、ななは自由であるべきだ。」
「はぁ…悟くん、マジでちょっかい出してけえへんで。」
直哉がため息を吐きながら言った。
「何で?」
「💢常識的に考えんかい。」
苛々している直哉の顔を見ながら、悟は笑った。
「いい女が居たから自分のモノにしたい。それだけだ。」