【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第7章 五条悟③※
ななが体を起こし、手に付いている直哉の精液に困っていた。
しばらく考えて、ななはティッシュに手を伸ばした。
「拭くの?」
直哉の言葉にななが固まる。
じゃあどうすればいいの?
そのまま付けとったらええのに。
ななが困っているので、直哉は仕方なくティッシュを取ってななの手を拭いてあげた。
自分の体液でななが汚れた。
癖になりそうな感覚だ。
この幸福感を何と言えばいいのだろうか。
「… なな…早よ抱きたい…。」
今日の夜にでも。すぐに。
もう我慢出来なくなって、直哉はななに抱き付きながら囁いた。
その時はきっと、そんなに遠い未来じゃ無い。
直哉に抱かれながら、ななはそんな事を考えていた。
直哉が話を聞いてくれた。
そんな直哉を愛しいと改めて感じた。
ななはこの時間が幸せだと思っていた。
五条悟が再び現れるまで。