第3章 拘束、イマラチオ、中出し
程なくしてからメッセージが届く。つきました!先にお店入ってますね。の文字を確認すると同時に店内の入り口が開くベルの音がカランカランと響く。
「ちゃん、こっち。」
手招きすると驚いたように近づいてくる
「黒尾さん!お久しぶりです。早いですね」
「まあね。楽しみだったモンで。」
「あはは、うそっぽい!」
椅子に座ってメニュー表をペラペラめくるにパンケーキのPOPを差し出す。
「言ってたやつこれ?」
「あ、そうです。かわいいですよね」
女の子特有の何にでもかわいいと表現するのはあまり理解できない。
犬やネコに使うならまだしも、食品をそう言った目では見たことがないのでへーとテキトーに返事をする。
テーブルの端のベルを鳴らして、やってきた店員にシェカラートくださいと丁寧に頭を下げて注文を終える。
「たべないの?」
「んー、甘いものって食べてる時は幸せなんですけど、後から胃もたれしてきません?特に生クリームとか…。」
「まぁ。わからんでもない。」
「胃もたれは困るので今日はやめときます。」
届いたシェカラートの泡をスプーンですくいながらにこりと笑っている。「ふーん。」わかってんじゃん。
「行きますよね?この後。」
「ぜってぇ泣かす。」
こちらの手の内はお見通しだったようで、この後ホテルに連れ込まれる事まで読んでこの発言だ。
少しむっとする俺に勝ったような笑顔で挑発してくるこの女は俺が思っているよりもずっと策士なのかもしれない。
清楚の皮を被った変態が、今に見てろよ。
ご機嫌でコーヒーを楽しむ向かいの女の余裕ぶった顔を脳内でぐちゃぐちゃに犯しながら、しばしのコーヒーブレイクを愉しむ。
あと3口で無くなるであろうコーヒーに心の中でカウントダウンをする
あと2口、あとひと口。ほら、お前のターンはもう終わりだ。
腕時計のタッチ決済アプリで2人分の会計を済ませて、ゆっくりとホテル方面へ歩き出す。
は前回とは違って少し会話をする余裕まである。
そんな小さな事まで今は苛立ちの原因になって、早まりそうになる歩調を無理矢理ゆっくりに変える。
焦りを悟られないようににペースを合わせて歩く。