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呪術千年恋 〜呪いの王に嫁入りします〜

第13章 初めての逢瀬


(ここが都……華やかね)

真白は辺りを見渡し、感激しているようだった

「好きなものは無いのか?真白」

(いつもは“お前”と呼んでいるのに何で急に名前で……)

「ない、宿儺様が好きなもので良い」

「そうか」

「何処に行くつもり?」

「じきに分かるだろう」

(着いてからのお楽しみというところね)

そんなこんなで会話をしながら歩くと一軒の店の前に着いた
どうやら甘味処のようだ

「甘いもの好きなの?」

「嫌いだ」

(じゃあ何でこんなところに)

「行くぞ」

「はい」

真白は考えるのを止めて宿儺と一緒に店に入った
しばらくして宿儺と真白は席に着いて真白はあんみつ、宿儺は団子を頼んだ

(宿儺様、団子が好きなのね)

頼んだものが来て、真白は初めて見るあんみつを警戒して見ていた

(あんみつ……食べたことが無いのよね)

「どうした?食べないのか?」

「食べる」

真白は意を決してあんみつ食べる

「あ、、、美味しい」

(果物と小豆って意外と合うのね)

真白が頬張りながらあんみつを食べていると

「そんな顔もするのだな」

「え?そんな顔って?」

(私、おかしな顔をしてたの!?)

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