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呪術千年恋 〜呪いの王に嫁入りします〜

第29章 最恐の大異変 〜参〜



“あら?こんなところに人が……”

(ん……誰?)

目を開けると、そこは玲花と会っている神社だった
だが目の前に居るのは玲花では無く、黒髪の知らない女が居た

「ええっと……」

真白が戸惑っていると

「私は禪院涼葉よ、あなたの名前を聞いていいかしら?」

「禪院涼葉!?」

(鈴音ちゃんのお母さん!!)

「知ってるの?」

真白は鈴音の姿を探そうと辺りを見渡す、鈴音は真白の隣で倒れていた
どうやら気を失っているようだ

「そこに居る鈴音ちゃんのお母さんですよね?」

鈴音を見ながら真白は言った

「え、お母さん?私が?」

「はい、ちなみに私は美桜真白と言います」

「美桜ってあなた真逆……」

涼葉は少し驚いたようだ

「美桜玲花の娘です」

「う……」

先程気を失っていた鈴音が目を開けた

「あ、鈴音ちゃん」

「真白と……母さん!?」

鈴音が驚いたように言った

「あ、えーと」

真白が状況を鈴音にどう伝えようと迷っていると

「あれ?賑やかね〜」

次に玲花が姿を現した

「師匠!!」

「おー真白、久しぶりじゃん」

「玲花……これは一体」

混乱したように涼葉が言った

「うーん私にもよくわからんけどとりあえず来ちゃったって感じ?」

状況が把握出来ていない4人

「これって……私と鈴音ちゃんは死んでる?もしかして失敗しちゃったとか……」

先に口を開いたのは真白だった




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