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呪術千年恋 〜呪いの王に嫁入りします〜

第28章 最恐の大異変 〜弐〜


「おっと、危ない危ない」

カイトは鈴音を蹴り飛ばした

「ぐっ」

カイトは手をかざし、そこから無数の蝶を出した
その蝶は黒く、普通の蝶ではないことがすぐ分かる
真白は鈴音を守ろうと札を投げ、鈴音を蝶から守った

「おや、友を守るなんて優雅ですねー」

「真白!!」

気付いたらカイトは真白の背後に回り込み、殴りつけようとしたが

(しまった!!)

殴られると思った真白は防御しようとしたが間に合わない

「がはッ」

真白が立っている位置から五芒星が描かれ、カイトは吹き飛ばされた

「え……」

(何なのこれ!?)

だがそれは真白にとって好機だ
カイトは予想外の攻撃受け身を取れていない
真白はとっさに札を出し、弾幕をカイトに放った
煙が舞、カイトがいたところが見えなくなった
やがてカイトらしき影が見えた
 
「いやぁ、びっくりびっくり、やるねぇお嬢さん」

(びくともしないわね)

そう思っていると声が聞こえてきた

“真白、私に代われ”

(え、真桜ちゃん?どうして……)

真白の脳に語りかけてきたのは真桜だ

“ちと戦ってみたいんだ”

(えぇーでも……)

“絶対にあの男をぶっ倒す”

(倒せるならいっか、分かったわ)


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