第4章 運命の出会い
(それは分かるけど!!)
「それは分かりますけど、私は女ですよ!!せめて一言くらい……」
「着替える、以上」
「いや今から言われても……」
(遅いような?)
「どうするのか?見たくないのなら後ろを向け」
(この人!!恥ずかしいという概念はないの!?)
真白は男性が着替え終わるまで後ろを向いた
「終わったぞ」
真白は男性の言葉を聞いて前を向く
「ところであなたは誰ですか?」
「小娘、人に名を聞くときは自分から名乗れと習わんかったのか?」
「習いましたよ、私の名は五条真白」
「宿儺だ」
「小娘、お前は五条の人間なのに何故呪力が感じ取れん?苗字を聞くまで呪術師とは分からなかったぞ」
「私には呪力が無いらしいです、それに私は呪術師ではありません」
「なら呪術師と非呪術との子か……」
「両親は呪術師です、それを受け継いでいるのは多分双子の姉である雪花ちゃんだと思います」
「真白、雪花……小娘、両親の家系の名は何だ?」
宿儺は何か気になることがあるようで少し首を傾げる
「母様が美桜家、父様が五条家」
「なるほどな」
(なんかこの人の会話についていけなさそう)