第26章 女の陰陽師
「なに!?」
「あんた馬鹿なの?普通の武器で戦って彼奴に効くわけがないじゃん」
真白はそう言い札を女に投げつけ、女を拘束した
だが女の力が強すぎるせいで拘束が解かれた
女が攻撃してくると思ったが姿が薄れ、やがて消えていった
「ふぅ、何とかなったわね」
「は、祓えのか?」
「これで祓えたら苦労しないわ、多分次も出てくるわ」
「じゃあ下準備をして挑めば……」
「そうね、成仏が出来そう……そこで君にお願いがあるのだけど、帝の髪の毛一本を取ってきてくれない?」
「そんな簡単に……まぁ出来なくはないと思う」
話しているうちに夜が明けた
「ありがと、それじゃあ今日の夕方あたりここに集合ね」
「嗚呼」
打ち合わせが終わり、真白と清雅はそれぞれの屋敷へと帰った