第26章 女の陰陽師
屋敷に帰った真白は少し仮眠を取ったが帝が呼んでいると使者が屋敷にやって来て真白はまた宮中に向かった
「……」
通された部屋は以前来た時に通された部屋では無く、どうやら個人的に帝が真白と話したいらしくそれ用の部屋のようだ
「すまない、急に呼び出してしまって」
この部屋には真白と帝しかいない、部屋の外に帝の護衛がいるくらいだ
「いえ、ところで私に何の用があるのですか?」
(大方、予想がつくけど)
「羅生門近くに出る女の正体が分かったか?」
淡々と帝が述べる
「ええ勿論、あの女の正体は……」