第24章 宿儺が想う人物
「何のつもりだ?」
「最終的にはあの人と一緒に暮らすんでしょ?なら私にこれは必要ない、あげたら彼女も喜ぶんじゃない?」
宿儺は髪飾りと着物を受け取らなく、仕方なく真白は畳に置いて出ていこうとする
「何処に行く気だ?」
威圧的な声が真白の耳を支配した
真白はそれに怯むことなくこう言った
「私が何処に行こうと関係ない、それは私の自由だし宿儺様には関係ない筈よ……さようなら」
真白は宿儺に振り向くことなく出て行った
残された宿儺はというと
「一体、何を思い違いしているのだ……」
このときの宿儺は真白はすぐに帰ってくるのだろうと思っていた
だが真白が戻ってくることはなかった