第19章 都での異変 〜後編〜
真白は女の子を倒す術をどうしたら良いか考えた
そして真白の頭の中にはひとつのアイディアが思いついた
子供でも思いつけるものだ
(そう……“自分で術を作れば良いんだ”ありったけの霊力を札に注ぎ込む……誰にも真似できない私だけの術)
札を前に出し、祝詞を唱える
「汝、穢れる者に粛清を何人たりとも許容しからず……幻想封印!!」
女の子の足元に五芒星が描かれ光り出し、女の子は真白の術によって祓われた
真白は女の子が祓われたのを確認すると
「ようやく終わった〜〜」
(体はボロボロ……もう力が残ってない……)
力を使い果たした真白は膝から崩れ落ちれて倒れた
そこで真白の意識は途切れた
だが真白の後に低級の呪霊が居た、その呪霊は真白を殺そうと拳を振り落としたが呪霊の後から火の矢が飛んできた
呪霊は瞬殺され、祓われた
「全く、面倒がかかる小娘だ」
火の矢を放ったらしき男が居た、その男は鈴音と会った男と同じ人だった
「頑張ったな」
男は膝を下ろし、真白の頭を撫でた
その後、真白を抱きかかえてボロボロの屋敷を後にした
こうして__森での呪霊狩りは幕を下ろした、この呪霊狩りで数々の呪術師や参加していた一般人などが犠牲になった