第19章 都での異変 〜後編〜
(此奴、今までと戦った呪霊と違う、異様に感じた正体はこれね)
女の子は次から次へと手鞠を出しては真白に投げつけた
「……」
真白は札を投げて無数の弾幕を出した
弾幕は手鞠を破壊し、女の子を襲う
女の子は遊ぶような感じでふらふらと弾幕を避けた
(どうする、持久戦だとこっちが死ぬ……何か最適解は……)
真白は考えていると背後に女の子が周り込み、真白に触れようとする
(しまったッ)
女の子を思っきり真白は蹴り飛ばし女の子は壁に打ち付けられた
(うぅ、心が痛い……)
「どうして……どうして玩具になってくれないの?」
女の子は起き上がり、真白に言った
「あんたの玩具だなんてなりたくないわよ、そもそも人間は玩具じゃないし」
「酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い___」
女の子は壊れたように言った
(頭がおかしくなりそう……)
「うるさーーい!!」
痺れを切らした真白は札で攻撃したが横から何者かの攻撃を食らった
「ぐッ」
真白は顔を歪めてふらつく
真白を攻撃した者はそれを見逃さなかった
(早く体制を立て直さないとッ)
気付いたら目の前にはいつの間にか女の子が顔があった
「!?」
真白は攻撃されると思ったが真白の下に五芒星が描かれ女の子を弾き飛ばした
「え、、、」
真白は何もしていないのに防御したのだ