第17章 初めての仕事
「よく頑張ったわね、真白」
「師匠……」
真白は玲花に抱きつかれ、少し驚いていた
「よーし、じゃあとっておきのものを教えよう」
「とっておき?」
「そうよ、真白には霊力があるからそれを使った攻撃方法を教えるわ」
「え、いいの!?」
「その前に確認よ、真白はどうして強くなりたいの?」
「考えていたんだ……もし自分に呪力があったらどうしたいのか、それで私、人を助けたいと思った、普通の人が持っていない力で人を助けたい、気味悪がられると思うけどそれでも私は強くなりたいの」
「そっか……」
玲花は真白の意思を聞いて頷く
「真白はそれでいいわよ、よし!!出来るだけ早く強くなろう!!」
「うん!!」
「まず、真白が使えそうなものを……」
ゴソゴソと玲花は懐を漁り、そこから一枚の札を取り出した
「これは……札?」
「そうよ、この札を使って攻撃が出来るわ」
「どうやってやるの?」