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特級不審者、補助監督を目指す

第2章 夏休みです






ーーーコンビニーーー
ピロリロー


悟が、傑が持ったカゴにすごい勢いで商品を入れていく


「本当に今からそんなに食べるの…!?お祭りで色々食べてたじゃん」

「余裕」

「これが成長期…」

「千聡はいらないの?」

「お腹空いてないことはないんだけど…さすがに今からは時間的にちょっと」

「千聡の癖になに女子みたいなこと言ってんの」

「失礼な!あ、ねえ硝子はなんか買う?」

「私は酒があれば何でも」

「酒って…!一応未成年じゃん(小声)」

「夏油がいるから問題ない」


そんなこんなであたしも控えめにいくつかカゴに入れ、山盛りのカゴは悟のブラックカードで精算された


「悟、これあたしの分の」

「あー別にいらね」

「でも」

「コイツ金は持ってるから心配すんな」

「私もお言葉に甘えちゃったしね」

「…ありがと」




みんな着替えて悟の部屋に集まり、プチ打ち上げ(?)
悟は大いに食べ、傑がゲームを持ってきて、千聡はスマブ◯で散々投げられ、硝子は千聡の叫びを肴に酒をちみちみしていた。


もうすぐ0時になるころ。
傑は床で、硝子は一人がけソファで小さな寝息を立てていた


「…千聡、起きてるか?」

「?うん、どうしたの」

「こっち」


悟が小さな声で千聡を呼んだ


「悟は眠くないの」

「電車で寝たから超元気。お前は?」

「あたし元々夜型」

「いいね。…飛ぶぞ」


悟がいたずらを思いついた子供のように笑ってまっすぐに手を差し出した




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