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特級不審者、補助監督を目指す

第2章 夏休みです






さて、ここに戦果(一部)をご報告します!


・射的(悟)→店主が泣いてもうやめてくれと懇願

「楽勝すぎじゃね?あんなの商売になんの?」
「悟が規格外なんだよ」
「こんなにたくさんのお菓子、全部食べきれるの?」
「寮でみんなで食おうぜ」
「私おやつカルパス」



・金魚掬い(傑)→店主が真っ青な顔で以下略(掬うだけ掬って、取れなくて半泣きの子供にちょっと分けて、あとは返した)

「絵になりすぎてあかんくない?これは描かなきゃばち当たるくない?」
「当たんねぇよ」
「…もぐもぐ(イカ焼き食べる硝)」



・輪投げ(千聡)→惨敗(ゲラゲラ笑う悟の首に輪をかけ振り回す)(良い子は真似しないでね)

「こら千聡、危ないよ」
「傑ママに怒られた泣」
「そりゃそうだろ」
「にしてもこの輪が通る顔のサイズよ!」
「お前通んねえの?笑」
「うるさいっ」




・ビンゴ大会(硝子)→圧倒的一番乗り

「硝子すごい、たこ焼き機じゃん!」
「そうか?」
「なかなかいいのを貰ったじゃないか」
「何それ、家でたこ焼き作れんの!?今度絶対やろうぜ!」
「悟お坊ちゃん…あたしゃ泣けてくるよ…」




その夜、悟は見るもの食べるもの全てに目を輝かせていた
そして帰りの電車では、ものの数駅の間にその長い羽根のような睫毛を下ろしている



「いや、悟が焼きそば屋のおっちゃんにブラックカード出した時はさすがに笑ったわ」

「おじさん凄い顔してたね」

「現金を多めに持って行っておいてよかったよ」

「てかうそ、悟寝てる?」

「…寝ているね」

「こうしてると赤ちゃんみたい」

「図体でかいガキだからな」

「悟、次で降りるよ」

「んー…腹減った…」

「まじか」

「傑は?」

「まあ、いけるね」

「なんかコンビニで買って帰ろっか!」



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