第7章 告白
『おはようございまーす。』
いつも通り裏口から入り挨拶をしてエプロンを着ける。
梓さんが先に来ていた。
『お疲れ様です!』
梓「お疲れ様ー!!」
それから梓さんと話しながら仕事をこなしていた。
そして話は恋の話になった。
梓「最近、恋してる?」
ニヤニヤしながら聞いてくる。
『…………してないかなあ。』
梓「ふーん、………安室さんともね恋バナするの。
好きな人が居て告白もして積極的に行動してるらしいんだけど私 紫乃ちゃんじゃないかなって思ってるの!」
『そ、そうなんだ……、違うんじゃないかなあ……?』
梓「そうかなあ??」
何か恋バナないのー?、と興味津々で聞いてくる。
『んー、じゃあ質問なんだけど……。』と昨日起きた事を相談してみる。
『同居人が居るんだけどね、私の事好きって言ってくれたの。でも、その人の元カノも知ってて仕事場も同じだからまた付き合ってるんじゃないかと思ってるの。なんか気まづくて酷い事も言っちゃったりしてて………。他の人にも告白されたりで………。』
梓「凄いね!モテモテで羨ましい!!
仕事場、一緒なのは確かに気まづいかもね…………。
でも、いつも話に出てくる人ってその人でしょ?
聞いてる感じ一途そうだけどなあ。
っていうか“同棲”してたんだね!良いなあ!!」
『ど、同棲じゃなくて“同居”だよ!////』
梓「えー、照れちゃって!!」
にやにやと笑いながら肩をポンポンと叩かれる。