第3章 おんりーチャンの場合
「ねぇねぇ、起きて?」
🍌「ん……?」
🍌「あれ、ここどこだろ」
🍌「ここ、自分の部屋じゃないよね……?」
「ばぁっ!」
🍌「うわぁああっ?!」
バチン!
🍌「えっ、何っ……?」
🍌「今度は暗くなったんだけど……」
🍌「電気……電気どこ?」
🍌「てかここどこ……?」
パツン……。
🍌「あ、明るくなった……」
「えへへ、びっくりした?」
🍌「え……子ども……?」
「そうだよ。幽霊なの」
🍌「幽霊でもなんでも、大人を舐めるんじゃないよ……」
「でもおにーさん、とってもびっくりしてくれたから」
「また来年もびっくりさせに来るね!」
🍌「え、来年も……?」
🍌「なんで来年もびっくりさせに来るの……」
「だって楽しいから!」
「またね、おにーさん!」
🍌「あ、待ってよ!」
🍌「俺を元の部屋に戻してよ……っ!」
しばらく元の部屋に戻れなかったんだそうだ……☆