【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第4章 五条悟とは〜回想〜※
ソレは何回かの回帰での、ほんの一部の記憶だ。
「…大丈夫?仁美。」
悟は隣で寝ている仁美の顔を撫でて、仁美を起こした。
声が漏れるほど、その寝顔が苦痛に歪んでいたからだ。
悟の手に、仁美は薄っすらと、目を開けた。
可哀想に、嫌な夢でも見たのだろうか、涙が滲んでいる。
そんな仁美の姿に、悟は胸が痛くなって、仁美をギュッと抱きしめた。
悟の腕の中で仁美は息を大きく吐くと、少し落ち着いた様だった。
「怖い夢でも見たの?」
仁美は自分が死ぬ時の記憶を夢に見ていた。
「…うん…だけどもう大丈夫。」
仁美はそう言うと、悟の背中をぎゅっと抱いた。
今世は前世より喧嘩も無く、上手くいっている。
回帰は今度こそ止まるだろう。
こんなに愛している悟が、側に居る。
この幸せな時間がずっと続けばいいと、本気で思った。
「悟…愛してる…。」
仁美はそう言って、顔を上げると、悟にキスをした。
不安を消す様に、仁美は舌を入れて、悟を求める様に激しく絡めた。
悟はすぐに、仁美に応える様に舌を動かす。
愛おしそうに、髪を撫でる悟の手を、グッと掴んだ。
体を起こすと、そのまま悟に跨って、再びキスをする。
情事の後の2人は何も着ていなかった。
目の前に現れた仁美の体に、悟のモノがピクッと反応した。
右手で仁美の頬を掴み、その唇が離れない様にすると、左手は仁美の背中を滑らせて、仁美のお尻を掴んだ。
悟の理想に完成な仁美の体のラインに、悟の息が熱くなって来る。