【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第3章 五条悟とは※
自分が見てきた悟と、今の悟は、どっちが本当の悟なのだろうか。
あんな風に、自分の負の感情を仁美にぶつけて、仁美の意思をコントロールしようとするなんて、想像が出来なかった。
あんなに余裕の無い悟は初めて見た。
どんなに仁美がわがままを言っても、穏やかに微笑んでいる人だ。
あの笑顔の奥に、そんな感情を持っていたのだろうか。
(…考えても仕方のない事だ。)
仁美はぎゅっと目を瞑って、これ以上悟の顔が浮かばない様にした。
悟が何かを考えていたとしても、もう後には引けない。
ただ今は、少しだけ、昔の悟を懐かしんだ。
それだけだ。