【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第19章 最終章
悟の魂の縛りが自分の体の中に入ってくる様な感覚だった。
全く痛みは無く、悟の腕に抱かれながら。
悟が唇に触れるのを感じて。
仁美はゆっくりと目を閉じた。
仁美の体から魂が抜けていくのを感じても。
解呪した悟の魂は痛みを感じなかった。
ただただ。
仁美の体から力が無くなっていくのを感じながら。
悟はそのまま仁美の体を抱き締めた。
……ああ……本当に……。
仁美は逝ってしまったようだ。
僕を残して……。
夜空にはオーロラが一面に広がっていて
まるで仁美の魂をこの幻想的な空が受け入れてくれてい様だ。
仁美…。
君は幸せだったのだろか…。
呪いに翻弄されて、必死に愛を求めて呪いと戦っていた…。
その答えを聞きたくても。
この唇が開く事はもう永遠に無かった。