【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第17章 異榻同夢②※
「……傑………傑…ごめんなさい……。」
傑に揺らされながら必死に抱き締めて傑の名前を呼んだ。
「離れないでっ…ずっと…一緒に居て!」
ポロポロと涙を溢しながら勝手なお願いをする。
自分の死に際を見ろなんて残酷な事をお願いしているのに。
目に入った傑の顔は、それでも優しく自分を見守るいつもの傑だった。
「……仁美…私は……。」
君を愛しているんだ。
死にゆく仁美にその言葉を言ったら、呪いになりそうだ。
傑は声を飲み込むと、ギュッと抱き締めてキスを繰り返す。
「…はぁ……あっぁ……傑っ…もう……。」
激しく揺さぶられて、仁美はイく為に体を震わせている。
「……仁美……私も……。」
仁美の肩にしがみ付く様に抱き付くと、激しく腰を動かして仁美の中を貪った。
仁美の体が大きく跳ねるのを抑え付けて、その奥に自分の欲望を満たした。
「……っあ………っ……。」
何度も何度も気持ちの良い波が体を突き抜けると、その度に自分のモノが仁美の中で跳ねているのが分かる。
「…んっ……あっ……。」
まだお互い息も苦しいのに、舌を絡めて仁美の全ての熱を奪った。
吐かれた吐息すら自分の中に収めたい。
もうひと時も離れたく無かった。
そんな気持ちで傑は仁美を過ごした。
百鬼夜行までの。
刹那の時間をー。