【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第13章 真実の相手※
「ああっ!…………ん……はっ…はぁ…はぁ…。」
(……あぶな…俺ももってかれそうやったわ…。)
仁美がイったのを確認して、直哉は体を起こした。
布団にうずくまって息を整えている仁美の肩を掴んだ。
「……ん……直哉さん……。」
仁美が直哉を見ると、彼は興奮に頰を赤くして同じ様に荒い息を吐いて仁美を見下ろしている。
術式の模様がズキッと疼いた。
その疼きが全身に響くと、仁美はギュッと目を顰めた。
どうしたと言うのだろう。
初めて会った様な男を体中で求めている様だった。
(すぐに入れな頭がおかしなりそうなのに…。)
同じ様に直哉の模様も痛いほど疼いている。
それなのに目が合えば情欲を解消するよりその唇にキスをしたくなる。
グッと直哉が仁美の顔を掴んで自分の唇を押し付ける。
「はっ………ん……。」
満たしたい情欲をぶつける様に何度も何度もキスを繰り返す。
「はぁ…直哉さん…。」
仁美が我慢出来ない様に直哉の肩を掴んだ。
「…分かってるって…。」
キスをすればする程昂る感情に頭がおかしくなりそうになる。
やっと直哉は自身のモノを仁美に当てた。
彼女の中に入れたら多分もう戻れない。
お互いに付いている模様の腕を握り合う。
情欲と術式は確かに真実の相手と認めている。
なら愛は?
グッと直哉のモノが入ってきて仁美はぎゅっと目を瞑った。
愛はまだ……。
悟に持っていかれたままだ。