【呪術廻戦】五条悟から逃げたいので呪詛師目指します【R18】
第10章 今世の約束※
計画を見直す必要があった。
回帰を回避するには。
①真実の愛を見つける
その相手は術式の模様が教えてくれる。
②死ねば回帰は終わる
その場合は、魂が結ばれた悟も死ぬ。
最初の目的の1つの、傑と一緒に死ぬ案が無くなった。
結局は①に戻っただけだ。
そして新たに増えた項目
③悟から呪いの解除の意思を貰う。
仁美が呪いの解呪を願っているから、後は悟が承諾するだけだ。
悟が承諾…。
正直、呪いの解呪だけなら、悟は承諾するだろう。
予想では、呪いを解呪した瞬間。
仁美は死ぬだろう。
回帰の術式は、すでに死を発動しているはずだ。
悟の呪いがそれを上書きしているだけだ。
①を遂行して術式を解かなければ、解呪した所でゴールは死だ。
そして悟は仁美と死ぬ事を望んでいる。
回帰して仁美を生かすか。
仁美が死を選んで自分と死ぬか。
悟はどちらでもいいのだろう。
③を遂行するためには。
呪いを解呪して、魂の縛りを解くこと。
全てのカードが悟にある。
仁美はベットの上で、うーんと考えた。
……仁美の死の現場に、悟が居なかったらどうなるのだろう…。
20回も回帰を繰り返させる程の強い呪い。
魂すら縛ったほどの呪力。
縛りも掛けずにいくら悟でも、そんなの不可能では無いか。
何か縛りがあるはずだ。
例えば死の現場には居なければいけない。
「……ダメだ…1人で考えても煮詰まる…。」
傑に相談に行こうか。
最近は、悟の動向も考えて、傑は仁美に会う事に消極的だ。
うーん…。
まずはアレを試してみよう。
本気で悟から逃げたなら、何日見つからないか。